パノラマ工法φ89.1

NETIS登録番号:CB-080032-VE(掲載終了)

高剛性の全方位マルチパターン地山補強工法

パノラマ工法φ89.1とは

パノラマ工法 φ 89.1 は、切羽から 長尺管 鋼管 φ 89.1 mm を打設し、薬液注入することにより、切羽前方地山を効果的に拘束する全方位マルチパターン地山補強工法です。
小口径鋼管の中で最も鋼管剛性が大きいφ89.1 mm、t=5.5 mmの長尺鋼管を切羽から打設することにより、比較的大きな緩み荷重を支持する効果が期待できます。よって、天端安定対策工としての小口径注入式長尺先受工法のシステムに最適です。また、天端部の先受工と併せて鏡面補強も同時に施工することができるため、切羽全体の安定性が向上します。

特徴

  1. トンネル掘削に使用するドリルジャンボで施工でき、特殊な機械や作業員を必要としません。
  2. トンネル断面の拡幅などが不要で、標準的な施工ができます。
  3. ロストビットタイプを採用しているためスムーズな削孔が可能で、 施工性、経済性に優れています。
  4. 削孔 と小口径長尺鋼管の 打設が同時に行なわれるため 崩壊性地山でも施工が可能です。
  5. 小口径長尺鋼管の中では最も管径が大きい φ 89.1 mm 、t =5.5 mm 管を使用しているため、排泥クリアランスが確保されることより、打設時の負荷が少なく、 削孔速度の向上が図れます。
    また、小口径鋼管の中で最も鋼管剛性が大きいため、比較的大きな緩み荷重を支持する効果が期待できることより、天端部のフォアパイリングとしての先受工、長尺鏡面補強工、水抜き工、サイドパイル工等あらゆる全方位マルチ補強工に適しています。

作用効果

  1. 天端部を高剛性の小口径長尺鋼管で補強することによって長期、短期のトンネル荷重も軽減できます。
  2. 引張強度が大きいため、スリット鋼管長尺鏡補強工のシステムにも適します。
  3. 掘削時にはスリット部から除去できるため、樹脂管と比較して掘削ズリとの分別作業が容易です。

打設パターン

定着材/注入材

亀裂が卓越したり、塑性地山、流動化地山等で切羽の自立が困難な場合には、パノラマ工法の注入材は、パノラマ管周辺の地山改良を目的に、ウレタン系注入材(シリカレジン)、特殊水ガラス系溶液型注入材および特殊水ガラス系懸濁型注入材(セメント系)が適用できます。
またパノラマ工法を長尺鏡ボルトとして適用する場合の定着材は、プレミックスされたドライモルタルによりボアホールおよび空隙を充填することで行い、地山改良が必要な場合、あるいは湧水の発生が懸念されるような場合にはウレタン系注入材(シリカレジン)が適用できます。

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