パノラマ工法φ60.5

NETIS登録番号:CB-080032-VE(掲載終了)

2インチ鋼管による多目的切羽補強工

パノラマ工法φ60.5とは

パノラマ工法(φ60.5:MRS)とは、ドリルジャンボにて施工ができ、2インチ鋼管と注入材により地山を先行補強する小口径の切羽安定対策工の一つです。
また、パノラマ工法(φ60.5:MRS)は、フォアポーリング(あるいは鏡ボルト)と小口径注入式長尺先受工法(あるいは長尺鏡ボルト)の中間的な切羽補強工で、簡便で速く安価であることをキーポイントとしました。

特徴

  1. 軽量◎
  2. 簡便◎
  3. 安価◎

をコンセプトに開発した2インチ鋼管による多目的切羽補強工です

  1. MRS鋼管は、φ60.5mm×t5.5mmが基本です。
  2. MRS鋼管の接続方式は鋼管どうしのネジ式継手方式を基本としますが、ジョイントカプラによる接続方式も選択できます。鋼管どうしのネジ式継手方式は安価であり、一方、ジョイントカプラを強化鋼スリーブとする接続方式は、ネジ部強度が飛躍的に向上します。
  3. 削孔システムについては、二重管削孔方式を基本としますが、地山状況あるいは鋼管長に応じて、挿入(打ち込み)方式も選択できます。

削孔システム部材(例)

ネジ部強度(試験結果)

MRS鋼管の接続方法は、使用目的に応じて、鋼管どうしのネジ式継手方式と、ジョイントカプラによる接続方式が選択できます。このうち、ジョイントカプラによる接続方式は、ジョイントカプラを強化鋼スリーブとすることで継手部分の強度が飛躍的に向上します。
公的機関にて、ジョイントカプラにて接続されたMRS鋼管(ねじ部)の引張り試験を行った結果、250kN/本以上と高い値が得られています。

引張試験状況

定着材/ 注入材

MRS鋼管の定着は、プレミックスされたドライモルタルによりボアホールおよび空隙を充填することで行います。しかし、亀裂が卓越した地山、塑性地山、流動化地山等で切羽の自立が困難な場合は、MRS鋼管周辺の地山改良を目的に、ウレタン系注入材(シリカレジン)、水ガラス系溶液型注入材および懸濁型注入材が適用できます。

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