AGF-S工法

山岳トンネルで適用される補助工法

AGF-S工法とは-無拡幅型AGF工法

鋼管と注入材によって地山を先行補強する長尺フォアパイリングの一種であり、断面拡幅を必要とするオリジナルのAGF工法から派生し、トンネル断面を拡幅しないで施工できる方式のAGF工法です。
鋼管打設はトンネル施工で使用するドリルジャンボで行い、鋼管打設後、ウレタン系やセメント系の注入材を注入し、トンネル前方地山を補強します。
AGF-S工法は、スリット加工を施した端末鋼管を採用することで、標準断面で施工でき、多くの実績を有しています。

AGF-S工法の特徴

  1. AGF-S鋼管は、φ114.3mm(t=6.0mm)を基本としています。
  2. 施工機械は通常のトンネルで使用されるドリルジャンボにより、トンネル作業員で施工できます。
  3. 掘削断面内の端末管を撤去しながら掘削できることより、断面の拡幅が不要で、標準断面での施工が可能です。よって、掘削時間の短縮、経済性、施工性の向上が図れます。
  4. 事前に断面拡幅を行う必要がないため、地山の急変に応じて即時に対応ができます。
  5. ビットシステムはロストビット方式が基本です。
  6. 注入材はウレタン系注入材、セメント系注入材が選択できます。

AGF-S鋼管使用(例)

項目 単位 先頭管 中間管 端末管
材質 STK400 STK400 STK400
管径/肉厚 mm 114.3/6.0 114.3/6.0 114.3/6.0
単位重量 kg/m 16 16 16
標準鋼管長 mm 3,770 3,770 3,110
備考 スリット加工

撤去状況(例)

ビットシステム(例)

施工概要図

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