HOME > フィロソフィー|第2章 > フィロソフィー|第2章|第5節
真の勇気を持つ
仕事を正しく進めていくためには勇気が必要です。ふだん私たちは、周囲の人から嫌われまいとして、言うべきことをはっきりと言わなかったり、正しいことを正しく貫けなかったりしてしまいがちです。仕事を誤りなく進めていくためには、要所要所で正しい判断をしなければなりませんが、その決断の場面では、勇気というものが必要になります。しかし、そこでの勇気とは蛮勇、つまり粗野で豪傑と言われる人のもっている勇気とは違います。真の勇気とは、自らの信念を貫きながらも、節度があり、怖さを知った人、つまりビビリをもった人が場数を踏むことによって身につけたものでなければなりません。